工具を買ったら仕立てから

工具を買ったら仕立てから

工具は、買った時点では100%ではありません。

どういうことかというと、買った状態から、使うひとに合わせて調整することが必要です。
仕立てて「使える工具」になります。

これはどの職業でも言われていることかと思います。

先生の教室に通った初日はまさに、革包丁を仕立てるのみの一日でした。
教室は4時間あるのですが、その日はずっと砥石と向かい合って革包丁を前後するのみ…

コツを教えてもらいながらずっと…シュッシュッ…

シュッシュッ…

シュッシュッ…

独学で砥ぎはずっとやっていたのでケガこそしませんでしたが、ずっと同じ体勢で、同じ個所に力を入れて、シュッシュッ…

はじめて2時間くらいから痛みがおさまらず、綺麗に仕立てようと意識するどころではありませんでした!

右手の人差し指と中指が逆に曲がった状態でかたまったまま副都心線で帰ったのを覚えています。

他にも、菱ギリや念、目打ちなども仕立てました。なんでもかんでも楽しかったです。

革細工に興味がない人はわからないかもしれませんね…

作品を完成させるには、「人間」が「道具」を使って「素材」を「レシピ」に従って「調理」するのですが、そのどれか一つでも中途半端ではいけないんだということを、初日に身体で教わった気がしました。 
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