「看板の無いお店」
というと、知る人ぞ知る、ツウなお店という印象ですよね。
看板が無い、どころか、シャッターがほぼ降りている店に行くことがありました。
革の教室に通い始めたころの話です。
授業の前にまず、先生の勧める道具を揃えるところから始まります。
浅草近辺の道具屋をはしごし、菱キリ、念、ネジ念、拍子木などを買い集めます。
どんどんお財布の中身が無くなることに怯えながら、しかし憧れの先生が勧める道具を使えることに感動しつつ、レンタル自転車で浅草を駆け回りました。
「もうやってないかもしれないけれど…」といって先生が勧めてくれたのは、
砥石屋さんです。
砥石に専門店があるの!?と思いながら浅草寺は雷門を正面に左へ直進。
先生「シャッターが閉まりかけていたけど」それが目印とのこと。
ドン付きあたりに見えたのは、シャッターが閉まりかけている…
いやむしろ、「シャッターが開きかけている」くらいに閉まっているお店。
ここ…か!?(続く)